IRに問い合わせるべきこと、問い合わせてはいけない事
決算資料について不明点があったら、IRに問い合わせる事をお勧めします。
機関投資家が入っていないような小規模な企業であれば、結構丁寧に回答してもらえますし、メールでの問い合わせも受け付けてくれます。
- IRに問い合わせてはいけないこと
ピーターリンチによると、「御社の株はなぜ下がっているんですか」は聞いてはいけないワードとのことです。理由は、聞くと馬鹿に聞こえるからです。もっと丁寧に説明すると、株が下がる理由なんて弱気な市場心理や機関投資家の思惑に左右されることが多く、IR担当がそんな理由を知るはずが無いからです。
また、「株価対策をしろ」「もっと株主を大事にしろ」と言う問い合わせもやめた方が良いでしょう。「ちょっと何言ってるか分からない」と思われます。
- IRで問い合わせるべきこと
あなたのストーリーが正しいかどうかのヒントとなる事について確認すべきです。
「昨年の年次報告書には、50億円の負債を削減したとあるが、これ以上の負債削減案をお持ちか」
「今年の有望な点は何ですか。今年の気がかりな点は何ですか」
会社は、株主に正直に率直に答えてくれます。会社の業績は次の四半期決算で明らかになるので、隠す必要は無いです。