【資産・ポートフォリオ写メ公開!!】サラリーマンが個別株投資で一億円を達成する

平凡な40代サラリーマンが独学で長期投資始めて20年。資産1億円達成向けて着実に頑張る姿を綴ったブログです

【銘柄分析】コシダカホールディングス

          

今回は、カラオケまねきねこで有名な「コシダカホールディングス」の分析をしたいと思います。

※実は私は、コシダカホールディングスを2020年9月から少し保有しています。2022年通期決算発表時に株価1,100円位でだいぶ売却し200万円程利益を確定させました。昨日時点で、株主優待用に1000株保有していました。

 

【コシダカホールディングスのビジネス】

1・カラオケ事業

まねきねこ一人カラオケ「ワンカラ」を展開しています。

2023年第一四半期の実績で全売上の94.8%、全営業利益の91.4%を占める主力事業です。通年ではカラオケ事業のシェアは更に増える傾向にあるため、ここだけ分析しておけばOKと考えています。

2・温浴、不動産管理事業

東京都江戸川区スーパー銭湯運営、及び群馬に所有しているビルの管理が主な事業です。全体に対するシェアは軽微なので、無視して良いと考えています。

個人的には、主力のカラオケ事業と全くシナジーを産まない温浴事業からは撤退すべきではと考えています。

【コシダカホールディングスの強み】

1・出店費用が安い

まねきねこは①業績が悪くなった同業種の買収等で出店費用を抑えて急成長し②利用客の「持ち込み」を可能にすることで厨房関係の費用を抑えることで身軽な経営をしています。

2・時流に乗った積極的経営

今では一般的となっているドリンクバーを業界初導入したのはまねきねこです。また、全室禁煙を早い段階で取り組んだり、将来の顧客囲い込みの為の高校生グループ利用料無料、朝の空室時間活用のためのアサカラ、一人カラオケ需要取り込みの為のワンカラなど、斬新な経営をしています。

また当初は郊外中心に店舗展開していましたが、主力顧客の若年層が首都圏に異動してきている事を考慮し、最近は首都圏駅近への大規模出店など機敏な対応で業績を伸ばしています。

またコロナ禍ではカラオケ事業から撤退する同業他社を積極的に(恐らく安価に)買い取り、更に拡大スピードを上げています。

このような経営戦略により、カラオケ専門店としては脅威の営業利益率14%(2023年計画)をあげています。

 

【コシダカホールディングスは買いか】

コシダカホールディングスの中期経営計画より、妥当な株価を計算してみます。

中期経営計画では、2025年8月期の売上目標を国内カラオケ事業のみで650億円としています。この場合海外カラオケや不動産、温浴施設の売上を加えると700億円程となりそうです。

コシダカの今期営利率は14%、営利の60%が純利益ですので2025年も同様だとすると、営利100億円、純利60億円、EPS74円となります。

本日(2023/1/12)時点の株価が852円ですので、2025年もこの株価ならPERは11.5倍となります。

毎年売上が10%増計画の企業ですので、市況回復時の適正PERを20倍とすると株価は2025年通期計画発表時(2024年10月頃)に倍近くになっている可能性もあります。

 

また、短期で見ても3か月後の決算発表時に株価が急騰し年初来高値の1200円台まで戻す可能性が十分にあるので買いだと考えています。

理由は昨日の決算は好決算だったのに、市場がそれを見誤って株価が暴落したことにあります。

コシダカの1Q営利進捗率は7.2%ですので、これだけ見ると通期計画達成はかなり厳しいように見えます。しかし、これまでの決算内容推移をカラオケセグメントだけに絞って調べると、そうでは無いように見えてきます。

コロナ禍前の20171Qカラオケセグメント利益はー4.08憶、20181Qはー1.68憶、20191Qは0.66億(1.5%)と例年非常に悪いです。今期のカラオケセグメント通期計画は分からないですが、1Qで7.84億円は過去に比べると相当高い数字ですので、良好な決算だったと思っています。

 

投資家は、もしかしたら営利進捗率の低さを見て売りと判断したのかもしれません。

営利で見ますと20171Qは6.13億(進捗率10%)、20181Qは10.6億(13.5%)、20191Qは13.7億(14.4%)ですので、これと比べると今期の5.34億(7.2%)はかなり低く感じるかもしれません。

只ここで思い出していただきたいのは、コシダカは2020年までカーブス(女性専用フィットネス)をカラオケ事業と同等以上の主力事業としていたことです。

カラオケ業界にとって第一Q(9月~11月)は長期休みが無く厳しい時期ですが、カーブスにとってはそんな事はありません。2017年~2019年の営利率の高さはカーブスのおかげですが、もしかしたら投資家はそれを計算に入れていないのではないかと考えています。

 

例年、カラオケ事業の利益進捗率は年末年始のある2Qに急回復しています。

    1Q  2Q

2017年 -    52.7%

2018年 -    49.8%

2019年 1.5%  52.9%

 

これを見ると2022年もコロナの影響は心配されますが、2Q目標の33.83億(進捗率45%)は十分達成可能であるばかりか、超過の可能性も高いように思えます。

現にコシダカも決算説明資料で「1Qはほぼ計画通りに推移」と述べています。

 

現時点の株価はかなりの悲観を織り込んでいると思います。悲観に立ち向かってこそ利益が得られると思うので、ここは勇敢に買い向かう作戦も有だと思います。

 

因みに私はコシダカ株を、1000株⇒4000株に買い進めました。来月通期決算の恵和、デイトナの決算内容が良く内容であれば、それらを売りコシダカを更に買います事も検討します。

 

※これまでの記載はあくまで私の想いであり、間違った記載もあるかもしれません。自分納得するまで調査した上で、自己責任で株取引をしてください。