【資産・ポートフォリオ写メ公開!!】サラリーマンが個別株投資で一億円を達成する

平凡な40代サラリーマンが独学で長期投資始めて20年。資産1億円達成向けて着実に頑張る姿を綴ったブログです

銘柄分析:デイトナ

今回は、7728:デイトナの銘柄分析をいたします。

 

デイトナとは

主事業は、バイクのパーツ企画・開発・卸売販売・小売です。日本、US,インドネシアでビジネスを展開しています。

 

デイトナの強み

デイトナを分析してみて、強みだと思ったものを記載します。

  1. 同業他社と比べROE自己資本比率、営業利益率が高い
  2. PERが5倍台と低い。12月が通期決算だから、来年またPERが下がる
  3. 織田社長が着任してから、業績が右肩上がり
  4. 海外事業(インドネシア)が急成長

順に分析していきます。

 

1.同業他社と比べROE自己資本比率、営業利益率が高い

製造業は一般的に、ROE(当期純利益÷自己資本)が低いです。なぜなら製造業は多額の費用がかかる工場を持っているため分母である自己資本が大きくなってしまうためです。また、工場施設やその運用費を借入で賄うケースが多いため、自己資本比率自己資本÷(自己資本+負債))も低い傾向にあります。

しかしデイトナファブレスメーカーであり、自社工場を持っていません。デイトナは企画・開発のみを行い、提携工場に製造を委託しています。納品された製品をデイトナ保有するテストコースでしっかりテストした上で出荷する事もあり、好調に売り上げを伸ばしています。

また製品原価が工場設備代不要な分低く抑えられ、結果営業利益率が高くなっています。

 

2.PERが5倍台と低い。12月が通期決算だから、来年またPERが下がる

※PER3年推移

11/6現在で、PER5.63倍です。通常なら成長性の高い企業のPERは高いはずですが、なぜかデイトナは低い値で放置されています。

デイトナの来期純利益見込は1690百万です。今期会社計画が1378百万ですので、来期純利益見込が想定通りとすると、PERは1.23倍下がります。株価が11/6から変わらないとしたら、PERは4.58倍まで下がります。何年も続けて業績が綺麗な右肩上がりを続けているので、デイトナが成長株として認知されPERが上がってもおかしくはありません。

 

デイトナこの2年で既に3倍程株価が上がってしまっていますが、PERも低くまだ上昇余地は大きいと考えています。

 

3.織田社長が着任してから、業績が右肩上がり

この社長の経営手腕は凄いと思います。経営数値に如実に表れています。

上記は、デイトナ上場以来の売上と営利の推移です。織田社長が着任する前までは売上利益共に低迷していました。それが着任後5年間で売上倍増強、利益3.5倍と急激にビジネスを伸ばしました。

そんな優秀な織田社長の元キャンプ用品や耕運機等、二輪パーツ開発で培った技術を基に新しい分野に積極的に挑戦していることもあり、将来が非常に楽しみです。

 

以下が社長メッセージです。熱いバイク愛が伝わります。経営能力があるバイク好きな織田社長に任せておけば、間違いないと思います。

 

4.海外事業(インドネシア)が急成長

 

世界で見ると、中国、インド、インドネシア二輪車保有のTOP3です。

 

インドネシアの二輪保有台数は、日本の14.5倍!!これだけ規模の大きい国でデイトナは近年躍進しています。

  売上 営利 備考
2016 1.45 -0.01 販売+OEM
2017 4.94 0.40 パートナーへの取引拡大
2018 2.25 -0.09 在庫調整、先行投資
2019 0.85 -0.26 販売鈍化、在庫調整
2020 0.68 -0.32 コロナによる制限
2021 2.12 0.05 販売網の整備
20223Q 3.99 0.75 在庫確保で売上優位

 

織田社長就任後数年間インドネシア事業は縮小していましたが、2021年に販売網の整備をした効果で今期は3Q時点でセグメント利益過去最高益を達成しています。売上も通期で過去最高を更新するものと思われます。

どなたかは分かりませんが、優秀な経営者がインドネシア事業を立て直しているものと推測しています。インドネシア事業が成功を収めるかはまだ分かりませんがとにかく市場がでかいので成功した際のリターンは莫大です。またインドネシア事業が成功したら、その勢いでインド事業にも進出する可能性も高いのではと思います。

 

総括

これほど有望な銘柄なのに、非常に割安な値で放置されています。巷ではデイトナは創立後50年経ってもちょっと前まで時価総額数十億円の弱小企業とでも思われているのかもしれません。

でも、だからこそ投資妙味が大きいと思います。デイトナ時価総額が千億円の中堅企業になれば、テンバガー達成できます。単純計算で純利益50億、PER20倍で時価総額千億になります。今期純利益は恐らく15億円位になると思うので、そこから3.3倍増でテンバガー達成です。織田社長就任後の2017年から今期までで、営利が6.9倍伸びています。この実績があればここから更に3.3倍増は無理と言う数値では無い様に思います。

ビジネス環境に変化が無い限り、ガチホしていきたいと思います。