ダブルスタンダード,2021年度第一四半期決算
ダブルスタンダードの2021年度第一四半期決算内容を説明します。
まずは、上方修正について
これは、かなりのビッグ・サプライズでした。
元々会社は売上54億、営利16億を予想していましが、アナリストたちは売上50億、営利12.5億位しか行かないだろうと予想していました。つまり、会社予想通りに進捗しただけでもサプライズだったのに、更に上方修正までしてしまったので、ビッグ・サプライズとなりました。
前年同期と比べ大幅増で、且つ上方修正した見込への進捗も順調です。
当初は去年売上見込みが40.5億で「ついにダブスタも急成長がストップしたか」と思われましたが、前年売上が44億と上方修正され、且つ今年は更に64億までジャンプしました。まだ全然成長は止まっていなさそうです。
と、ここまで見てみると絶好調に見えますがよくよく上方修正内容を見ると、???と思う箇所が見つかりました。
今回、売り上げが54億から64億、利益が16億から17億に上方修正されました。と言う事は上方修正分は売上10億、利益が1億円です。粗利が10%しかありません。ダブルスタンダードの営業利益率は30%程ですので、上方修正分は薄利です。上方修正分の案件の内容がとても気になります。売り切り型の薄利案件であったならそれほどサプライズは無いですが、今後の事業の為の基盤構築を薄利で請け負ったのであれば今後更なる売上利益の伸びが期待できます。
更に分析を進めます。今年の上方修正前の売上営利見込(54億、16億)を過去5年の進捗率で割ると、第1四半期は売上13.1億円、営利3.7億円となる見込でした。
それが実際には売上23.1億円、営利4.7億円です。元の計画+第1四半期上方修正分=第一四半期決算結果が成り立ちました。
まるで、今回の上方修正分は全額第1四半期決算に織り込まれているかのようです。
そこでその疑問点をダブスタのIRにメールで問い合わせたところ、以下のような回答が来ました。
「1Qに〇〇様がお考えの数値(売上10億、原価9億)全額が計上された訳ではございません。修正理由に記載させていただきましたとおり、期初に未確定だった案件の確度が高まったために修正しております。
その中に当然1Qに計上された案件もあれば、2Q以降に計上される案件もございます。〇〇様の仮説につきましては、誠に申し訳ございませんが言及を差し控えさせていただきたく存じます。」
IRの言う事を信じれば、2Q以降にも計上される案件があるとのことなので更なる上方修正が期待できそうです。
結論として、ダブスタ株はビジネス環境に変化が無い限りは延々と持ち続けたいと思います。只第2四半期決算前に株価が高騰する可能性があるので、もしそうなった場合は決算日当日に売却し、翌日再購入することも検討しようと思います。
ダブスタの会社売上利益見込は株主から信じられていなかったため前回、今回と2回続けて決算前までだらだら株価が下がり、決算発表でストップ高しました。でも、さすがに2回連続ストップ高になると、次は好決算が期待され、株価が異常に上がる事もあるのではと思いました。特に材料も無いのに株価が8000円を超えてきたら、一旦全株売却を検討します。