2022年1月の収益報告
2022年1月の収益報告をいたします。
今月はリーマンショックを上回る株価下落率とのことで、気が滅入っている投資家も多いのではないかと思われます。
全体推移
2021年1月31日時点の投資用資産(楽天証券+楽天銀行)は、66,625,587円でした。
12月の株価収益額(配当金確定利益含む)は+18,049円でした。
※楽天銀行と楽天証券は自動スイープ設定しており、余剰資金は日次で楽天銀行に移動します。
※生活費等資金は、別銀行に確保してあります。
これだけ株価が下落している時に私の含み益が僅かながらでもプラスだったのは良かったと思っています。
私の場合毎月の含み益の増減はあまり気にしておらず、それよりTOPIX,日経平均、S&P500等の指標をどれだけアウトパフォームしたかを気にしています。そういった意味では、今月は非常に満足の行く結果となりました。
好パフォーマンスの原因は、昨月に続きロードスターキャピタルです。ロードスターキャピタル含め殆どの企業は期末決算時に翌期の売上利益計画を発表するのですが、今回に限ってロードスターは一月に前倒しで翌期の売上利益計画を発表しました。その内容が非常に良かったため株価はかなり上昇しました。更に追い打ちをかけるように、発行済み株式数(金庫株除く)の約10%もの自社株買いを発表し、株価はさらに上昇し結果1か月で43%も株価が上昇しました。
今月28日に第1四半期決算発表を行ったストライクもまずまずの好決算を発表し、翌営業日に、株価は3.5%上がりました。
株価の動きは、誰にも予想できません。分売のような想定外アクシデントやFRBや日銀の思惑、ウクライナ情勢などいろんな事象で大きく株価が上下します。しかし、最終的には株価は企業の収益に比例していきます。であれば投資家は世の中の情勢に一喜一憂せずに銘柄研究に専念し、将来的に収益が上がり続ける企業を探し当てるべきと考えます。
そういった意味では、(運の要素もあるかもしれませんが)自分が購入した銘柄の多くは収益が上がり続けているので、自分の銘柄選択力は少しずつ向上してきているのではないかと考えています。
ポートフォリオ
シェアは大きく変動しました。
ロードスターキャピタルが急上昇し、ダブルスタンダードが急落しました。ロードスターキャピタルは一時シェアが16%台まで下がっていたので、よく上がったものだと思います。
月次インデックス比較
パフォーマンスは良かったと思います。TOPIX,日経225、S&P500が大きく下落する中、プラスを維持できました。今年の目標(と言うより毎年の目標)は、TOPIX を30%上回るパフォーマンスを出す事です。月単位だとTOPIXを3%上回れば基準達成ですので、今月は達成できました。
日次インデックス比較
日次インデックス比較があると、より日々の変化が分かると思い作成しました。自分の資産も月次だと0.6%増と穏やかに見えますが、日次で見ると正月直後に7%超急落したことが見て取れます。また指標もマザーズやNASDAQ、ダウを追加することでより分析しやすくなりました。
それにしても、1月のマザーズの下落率は平均で26%と悲惨でした。。もう少しでコロナショックの最悪期と同じ株価になってしまうのでさすがに下げすぎだと思っています。
持ち株自己診断
・ユナイテッドアーバン投資法人
時価評価額1491万、株価135,500円
億り人達成に必要と思われる株価:200,000円
⇒今月はREIT指数がかなり下がったこともあり、しょうがない結果だと思っています。オミクロンが収束し次の変異株が現れなければ株価は上がると思っています。
・ダブルスタンダード
時価評価額1436万、株価2,393円
億り人達成に必要な株価:4,500円
⇒まさかここまで下がるとは、思いませんでした。非常に割安だと思います。
・ロードスターキャピタル
時価評価額1885万、株価1439円
億り人達成に必要な株価:1,800円
⇒まさか、ここまで上がるとは思いませんでした。。ただ来期業績予想の内容と自社株買い10%を考えるとまだ株価は割安と考えていますので保有の方針です。
ストライク
時価評価額1193万、株価4,383円
億り人達成に必要な株価:8,000円
⇒ここまで良く売り込まれたなと言う感じです。ただ業績の進捗は想定通りなので、ここもずっと保有の方針です。
米金利について
アメリカは今、高インフレの状態にあります。高インフレの状態が続くと庶民の生活は苦しくなり、それにより来年10月の米中間選挙で共和党が負ける事をアメリカ政府は恐れています。ですのでアメリカ政府がFRBをけしかけて、多少経済に影響が出ても金利を上げたり資産圧縮を進めてインフレ退治をすると言う憶測が広がり、株価は大きく下落しています。只私の考えとしては今後インフレはある程度落ち着いてくるので、FRBが経済をダメにするほど極端な政策はとらないのでは無いかと考えています。理由は、以下のグラフです。
これはアメリカの消費化物価指数(つまりインフレ率)です。インフレは去年3月から急激に上がってきました。このグラフをみると一見インフレ率はまだまだ上がりそうですが、インフレ率は、去年の同月に比べて何%物価が上がったかを示す事に注意する必要があります。一昨年はコロナの影響もあり、インフレ率は非常に低かったです。去年のインフレ率が高いのはその影響もあります。しかし今年のインフレ率は、過去最高に急上昇した去年に比べて更に何%増加したかで現わされるので3月以降はインフレ率が収まる可能性はあると思います。
更に言うと、今のインフレ率上昇の原因は供給(労働者)不足です。これももしオミクロン以降コロナが単なる風邪として扱われるようになれば、一気に供給は回復するのでインフレ率も落ち着いてくると思います。
今一番の不安要素は、ウクライナ問題だと思います。ロシアが大規模制裁を覚悟でウクライナに侵攻するかは疑問ですが、もし侵攻することになれば一時的に株価は暴落すると思います。ただ「遠くの戦争は買い」と言う格言がある通り、その後株価が急激に持ち直す可能性も十分にあるので慌てないようにしたいと思います。
2月の予想
全体=少し上がる
ダブルスタンダード=決算内容を受けて、3000円代に戻ってほしいです。今の株価水準であれば、それ程好決算でなくても株価が3000円位まで戻す可能性は十分ありそうです。
ユナイテッドアーバン=現状維持だと思います。恐らく2月下旬にはコロナ感染者がかなり減ると思うので、そこで少し戻すかもしれません。只去年の年末コロナ感染者が殆どいなくなっても株価は下落を続けていたのであまり期待はできません。
ストライク=現状維持。決算は可もなく不可もなくな感じでしたので、次の決算まではあまり動かなさそうです。もしかしたら2/14の日本M&Aセンター決算で不正会計問題の詳細が報告されたらストライク含むM&A大手三社の株価水準は上がるかもしれません。日本M&Aセンターは期ずれが問題と言っていますが、もし架空売上等があったとしたら、ストライクもそれに巻き込まれて株価が下がる可能性があります。その場合長期的に見るとトップ独走の日本M&Aセンターの失策で、ストライクが日本M&Aセンターのシェアを奪えるかもしれません。
ロードスターキャピタル=現状維持(1500円位)
2月に期末決算があり、本来であれば株価が大きく動くのですが今期決算内容もほぼ分かっており、来期決算見込みも既に発表していますので無風だと思います。懸念点は、株価上昇により自社株買いが取りやめられてしまう事です。15億の資金のうち1月に2億使いました。残る2月と3月で各々6.5億円ずつ使えば株価は更に上がると思います。