【資産・ポートフォリオ写メ公開!!】サラリーマンが個別株投資で一億円を達成する

平凡な40代サラリーマンが独学で長期投資始めて20年。資産1億円達成向けて着実に頑張る姿を綴ったブログです

デイトナ:FY2022第3四半期決算報告

デイトナが、11/8に第3四半期の決算報告をしました。

自分の予想を上回る好決算でしたが、その後の株価の伸びはいまいち。。な感じでした。

売上、利益共に20%増と絶好調です。また、前四半期単体の営業利益率は15.2%と前年同期比を下回っていたため、今四半期の営業利益率も円安などの影響で悪くなるのではと予想していましたが、実際は違いました。18.4%増と過去最高益です!!

 

通期計画は上方修正されませんでしたが、進捗率は売上80%、営利84.4%、純利87.6%と高く、今後上方修正される可能性は十分にあると思っています。

 

セグメント別の売上分析

どの事業も順調ですが、その中で特に順調なのがインドネシア事業です。売上高は3億99百万円(前年同四半期比178.3%増)、セグメント利益は75百万円(前年同四半期比453.5%増)と非常に高い数値をたたき出しています。しかも「今後は販売価格の見直しも検討いたします」との事なので、更なる利益率増が期待できます。

 

BS(流動資産について)

流動資産棚卸資産の項目が6割増となっている事に注目しています。これは、悪く見れば製品が売れずに在庫が溜まってしまっているように見えますし、良く見れば経営陣が今後需要が非常に強くなる事を見越し、品切れを防ぐために在庫を厚くしたとも見れます。私としては、最近の好調な売上を鑑みて、後者だと考えています。

 

決算短信の残念な記載

デイトナ決算短信で毎回、将来にかなりネガティブな記載をします。今回は

「為替の円安方向への変動が続いており海外仕入コストの上昇による粗利率の減少、光熱費等の上昇による販管費の増加が大きくなってきております。また今後第4四半期においては、二輪車シーズンも終盤を迎え、期末には難動品等の廃棄処理も行うため粗利率が低下する見通しです。期末に向けて、為替の変動、各種生活用品の値上げによる消費者心理の冷え込み、降雪などの天候の状況、感染症の流行等の不確定要素により売上高・利益面に影響を及ぼす可能性がございます」

と記載しています。

これだけ読むと4Q決算はかなり悪くなりそうです。でも、実際は4Qも好決算を出すのでは、と思っています。

理由は以下です。

①2Qも円安による粗利率の減少を謳っていたが、3Qは過去最高利益率を更新した

②3Q営業利益率18.4%が仮に4Qで12.2%(=昨年4Qと同じ)に急減したとしても、売上がこれまで通り20%増なら通期の営業利益率は22.2億となり、営業利益が10%程の上方修正となる

 

総括

デイトナはがっつりホールドです。インドネシア含む事業が順調に進展すれば、5年程で国内事業に売上で並んでくるのではと期待に胸を膨らませています。

 

 

 

銘柄分析:デイトナ

今回は、7728:デイトナの銘柄分析をいたします。

 

デイトナとは

主事業は、バイクのパーツ企画・開発・卸売販売・小売です。日本、US,インドネシアでビジネスを展開しています。

 

デイトナの強み

デイトナを分析してみて、強みだと思ったものを記載します。

  1. 同業他社と比べROE自己資本比率、営業利益率が高い
  2. PERが5倍台と低い。12月が通期決算だから、来年またPERが下がる
  3. 織田社長が着任してから、業績が右肩上がり
  4. 海外事業(インドネシア)が急成長

順に分析していきます。

 

1.同業他社と比べROE自己資本比率、営業利益率が高い

製造業は一般的に、ROE(当期純利益÷自己資本)が低いです。なぜなら製造業は多額の費用がかかる工場を持っているため分母である自己資本が大きくなってしまうためです。また、工場施設やその運用費を借入で賄うケースが多いため、自己資本比率自己資本÷(自己資本+負債))も低い傾向にあります。

しかしデイトナファブレスメーカーであり、自社工場を持っていません。デイトナは企画・開発のみを行い、提携工場に製造を委託しています。納品された製品をデイトナ保有するテストコースでしっかりテストした上で出荷する事もあり、好調に売り上げを伸ばしています。

また製品原価が工場設備代不要な分低く抑えられ、結果営業利益率が高くなっています。

 

2.PERが5倍台と低い。12月が通期決算だから、来年またPERが下がる

※PER3年推移

11/6現在で、PER5.63倍です。通常なら成長性の高い企業のPERは高いはずですが、なぜかデイトナは低い値で放置されています。

デイトナの来期純利益見込は1690百万です。今期会社計画が1378百万ですので、来期純利益見込が想定通りとすると、PERは1.23倍下がります。株価が11/6から変わらないとしたら、PERは4.58倍まで下がります。何年も続けて業績が綺麗な右肩上がりを続けているので、デイトナが成長株として認知されPERが上がってもおかしくはありません。

 

デイトナこの2年で既に3倍程株価が上がってしまっていますが、PERも低くまだ上昇余地は大きいと考えています。

 

3.織田社長が着任してから、業績が右肩上がり

この社長の経営手腕は凄いと思います。経営数値に如実に表れています。

上記は、デイトナ上場以来の売上と営利の推移です。織田社長が着任する前までは売上利益共に低迷していました。それが着任後5年間で売上倍増強、利益3.5倍と急激にビジネスを伸ばしました。

そんな優秀な織田社長の元キャンプ用品や耕運機等、二輪パーツ開発で培った技術を基に新しい分野に積極的に挑戦していることもあり、将来が非常に楽しみです。

 

以下が社長メッセージです。熱いバイク愛が伝わります。経営能力があるバイク好きな織田社長に任せておけば、間違いないと思います。

 

4.海外事業(インドネシア)が急成長

 

世界で見ると、中国、インド、インドネシア二輪車保有のTOP3です。

 

インドネシアの二輪保有台数は、日本の14.5倍!!これだけ規模の大きい国でデイトナは近年躍進しています。

  売上 営利 備考
2016 1.45 -0.01 販売+OEM
2017 4.94 0.40 パートナーへの取引拡大
2018 2.25 -0.09 在庫調整、先行投資
2019 0.85 -0.26 販売鈍化、在庫調整
2020 0.68 -0.32 コロナによる制限
2021 2.12 0.05 販売網の整備
20223Q 3.99 0.75 在庫確保で売上優位

 

織田社長就任後数年間インドネシア事業は縮小していましたが、2021年に販売網の整備をした効果で今期は3Q時点でセグメント利益過去最高益を達成しています。売上も通期で過去最高を更新するものと思われます。

どなたかは分かりませんが、優秀な経営者がインドネシア事業を立て直しているものと推測しています。インドネシア事業が成功を収めるかはまだ分かりませんがとにかく市場がでかいので成功した際のリターンは莫大です。またインドネシア事業が成功したら、その勢いでインド事業にも進出する可能性も高いのではと思います。

 

総括

これほど有望な銘柄なのに、非常に割安な値で放置されています。巷ではデイトナは創立後50年経ってもちょっと前まで時価総額数十億円の弱小企業とでも思われているのかもしれません。

でも、だからこそ投資妙味が大きいと思います。デイトナ時価総額が千億円の中堅企業になれば、テンバガー達成できます。単純計算で純利益50億、PER20倍で時価総額千億になります。今期純利益は恐らく15億円位になると思うので、そこから3.3倍増でテンバガー達成です。織田社長就任後の2017年から今期までで、営利が6.9倍伸びています。この実績があればここから更に3.3倍増は無理と言う数値では無い様に思います。

ビジネス環境に変化が無い限り、ガチホしていきたいと思います。

 

 

2022年10月の収益報告

2022年10月の収支を報告します。

今月は大きなマクロ環境の変化はありませんでしたが、なぜか月初を底に市況が改善していき、私も好成績を残せました。

全体推移

 

楽天証券のデザインが一新されたため、表示の仕方が先月とは若干異なります。

2022年10月31日時点の投資用資産(楽天証券楽天銀行)は84,404,611円でした。

10月31日時点の今月の株価収益額(配当金確定利益含む)は、+7,256,782円でした。

今月は、今年で一番収益が高かった月でした。

楽天銀行楽天証券は自動スイープ設定しており、余剰資金は日次で楽天銀行に移動します。
※生活費等の資金は、別銀行に確保してあります。

 

先月とのポートフォリオ比較

 

今月は、かなりポートフォリオをいじりました。楽天証券を儲けさせちゃったな。。

  1. ダブルスタンダード株を1400万円分売却
  2. コシダカホールディングス株を210万円分売却
  3. 中本パックス株を全株売却
  4. ストライク株を1000万円程購入し、1200万円程売却
  5. 恵和株を1200万円分購入
  • 決算前に株を買い増しするための資金として、ダブルスタンダード株を売却しました。
  • また、コシダカは好決算で株価が急伸したのに伴い、優待分を除いて利益を確定させました。
  • ストライクは良い決算が発表されることを期待し、決算前の週に株を倍買い増しし、決算翌営業日に購入分を売却しました。
  • 中本パックスを全株売却し、恵和を購入しました。

現金が11,313,406円と多くなりましたが、この現金で来月決算発表の恵和、ダブスタ株を買い増ししようと思っています。また、決算通過後は新しい銘柄を購入しようかとも検討しています。

月次インデックス比較(2022年1月~)

遂に、年間金融資産30%増のラインを超えました!6月時点で金融資産が前年比マイナスだったのを考えると、良く巻き返したなと思います。

価値と価格の間に大きな乖離のあった銘柄達が、年後半に乖離を縮めていけたのが原因だと考えています。来月以降米インフレが落ち着けば、更なる株価上昇が期待できると思うので楽しみです。

月次インデックス比較(2021年1月~)

こちらも6月からうわ放たれています。株は、いつうわ放たれるか予測するのは非常に困難ですので、市場が悪化している時でも留まり続ける事が大事だと考えます。

持ち株自己診断

ダブルスタンダード

時価評価額1,603万、株価2,628円

決算前の他の銘柄を買います為、タブスタの株をだいぶ売却しました。来月の決算は良いと予想しているので、決算前には買い増そうと思っています。

 

・プレミアグループ

時価評価額1377万、株価1,765円 

先月の予測どおり、プレミアは上がらないばかりか一時1500円割れまで行きました。が、28日の好決算で一気に持ち直しました。

プレミアは今後も順調に伸びていくと思われるので、がっちりホールドです。

ストライク

時価評価額1148万、株価4,595円

決算数日前に株を倍増させましたが、それから順調に株価が上昇しました。決算では、中期経営計画の内容が下方修正されたため翌営業日の株価下落が心配されましたが、そんなことも無かったです。とは言え今後の業績が若干不安なので株を半分売却し、必要であれば全株売却も視野に入れています。

恵和

時価評価額1198万、株価3,630円

株価が本格上昇するには年単位で待つ必要があるかもしれませんが、待つだけの価値のある会社だと思ってがっちりホールドします。決算前の買い増しも検討中です。

11月の予想

FOMCとCPIが今月の2大イベントだと思っています。

最近の急激すぎる金利引き締めと、それが米経済に影響を及ぼし始めた事でFOMCも多少は超タカ派な考えを変えてくるのではないかと思います。

またその後に発表されるCPIでは、インフレ率が下がっていくのが確認できるのではないかと考えています。

年末にかけての日経平均3万円超えもあるかもしれませんね。

 

 

ストライク:FY2022通期決算発表

ストライクが、FY2022の決算を発表しました。

自分の予想よりは良くないけど、まぁまぁよい決算でした。

 

↑だけ見るとそれ程伸びた感じがしませんが、FY2021が13カ月決算であることを考えるとかなり業績はアップしました。

第3四半期時点の営業利益進捗率が61.6%と低く通期の業績達成が心配でしたが、4Qで一気に盛り返しました!

 

その他諸々、今期は想定通りの良い結果となりました。1点(社員数)を除いては。。

 

  • 社員数の推移が、計画を下回る

「年間26名の増員予定に対して、実際は22名の増員」は、かなりのネガティブインパクトだと思っています。

M&Aコンサル会社にとって、人員増は売上利益に直結する重要な数値です。ストライクはここ数年は計画より多くの採用ができており、それが急成長に繋がったと思っています。また私がストライクを高く評価していた理由の一つが採用が良い事でした。

今期も第3四半期までは増員数が24名、進捗率が92.4%と採用は絶好調でしたが、通期でまさかの22名に減少してしまいました。減少は、私の知る限り初めてです。

第4四半期は新規採用者もそれなりにいると思うので、もしかしたら結構な数のベテランが転職してしまったのかもしれません。。

 

ベテランの転職数については確かな情報は無いのですが、有価証券報告書の[従業員の状況]から類推できるかもしれません。

前回は、以下でした。

今回平均勤続年数が著しく少なくなるようであれば、ビジネス環境に変化があったと思い株の売却を検討していく必要があると考えています。

今期の有価証券報告書は、12/23頃に発表されると思うのでチェックしたいと思います。

 

FY2022・3Q時点の社員採用計画

 

FY2022・4Q時点の社員採用計画

こっそり計画を下方修正しています。3Q時点ではFY2024に300人体制にするはずたったのに、4QではちゃっかりFY2025に300人体制にする計画に変更されています。これについて資料では理由など一切述べられていませんが、動画で社長より説明されるかが注目されます。

 

 

  • 中計の売上利益が、下方修正される

3Q時点の中計(売上利益)

 

4Qの中計(売上利益)

FY2023 売上15,620⇒15,266(2.3%減)

    営利6,015⇒5,454 (9.3%減)

FY2024  売上18,810⇒18,126(3.6%減)

    営利7,344⇒7,069(3.7%減)

 

FY2023,FY2024共に売上、営利計画が下方修正されています。3Q資料で「計画は今後見直し予定」と記載されていましたが、社長が3Q動画で「現時点で中計変更の予定はない」と言っていたため、それを信用していました。しかし実際には資料の記載が合っていました。

 

ストライクは上場してからこれまで上方修正は何度か行いましたが一度も業績下方修正を出しておらず、常に計画値を達成していました。ですので、中計の内容もある程度保守的に見積もっているのだろうと思っていました。しかし実際には2年目にして下方修正。ストライク経営陣の信頼がだいぶ崩れてきました。

もしかしたらストライクを取り巻くビジネス環境がここ3か月で多く変化したのかもしれませんが、だとしたらストライクからの撤退も検討していく必要があると考えています。

 

今後の戦略

一旦売却しようか検討しています。ストライクは下方修正されたとは言え、売上、利益の計画は素晴らしいです。只保守的な会社で下方修正が出た(=ビジネス環境がかなり悪くなっている)と言う事実や、4Qで社員数が減少に転じた事などを考えると、将来に不安が出てきました。

ストライクはビジネスモデル的に1Q,3Qの売上利益が低くなる傾向があり、その影響かここ4年程は、11月を高値として半年程だらだら下がっています。

そうであれば一旦ストライクは売却し、次の決算で採用が上手くいったようであればそこで買い直せば良いと考えました。

 

 

プレミアグループ:第二四半期決算発表

プレミアグループの第二四半期決算が発表されました。

結論から言いますと、なかなか良い決算でした。

Twitterで呟いたほどの、超好決算では無かったです。。

 

通期計画上方修正!

コンセンサス予想は会社の事前発表と同程度でしたのでアナリストも今回の上方修正は予期していなかったと考えられます。よって、来週の株価は上がる事が予想されます。

只上方修正の詳細を見ると、そこまで喜べるものでは無さそうです。

 

上方修正の理由は、以下です。

当社が 25.4%の株式を保有するタイ王国の持分法適用関連会社である EasternCommercial Leasingp.l.c.(以下、ECL)に対する株式投資について、当連結会計年度において計上した過年度の減損損失戻入益が主要な要因です

タイの子会社が大きく損失出る予定だったのでその為に資金を確保していたが、業績が回復したので資金が不要となり繰り戻したのが原因との事です。つまり、今回の利益は一過性であり、来期以降の業績には影響しません。

 

とは言え

マーケティング費用を新たに3.9億円支出させた上での、上方修正である事

②一過性要因を除いた税引前利益は24.6億であり、上方修正前の通期計画34億に対する進捗率は72.3%と非常に良い事

があるためかなりの好決算だと考えています。

 

プレミアグループの決算発表で非常にいらっと来るのが、本業の儲けである営業利益計画を公表しないことです。これですと、本業の利益が計画通りに出なくても例えば含み益のある土地を売るなどして税引前利益を嵩上げし、あたかも本業が計画通りに進んでいると見せる事ができてしまいます。

まぁ、営業利益が前期比27.5%増なので計画通り順調に推移しているとは思っています。

 

マクロ環境について

 

マーケットが前年割れをしているにも関わらず、KPIが進捗しているのは素晴らしいです。今後自動車販売が持ち直せば、ここの業績進捗は加速度を増すと思います。

 

セグメント別業績

 

故障保証事業の利益の伸びが低いですが、これはしょうがないと思っています。修理部品をプレミアグループの子会社から修理工場に提供しているため、昨今のインフレによる部品値上げの影響をもろに食らっています。

これを改善するには、故障保証金の値上げをする必要があります。故障保証事業におけるプレミアグループのシェアは非常に高く(と言うか、他はやってない??)参入障壁も高いため、値上げは比較的容易だと思っています。

それ以外の事業は好調であり、新規立ち上げのカープレミア事業は基盤となるディーラー獲得件数が上方修正されたこともあり、今後も好調に事業は推移すると考えています。

 

B・Sについて

特に問題となる項目は見当たりませんでした。自己資本比率も12%⇒14%と改善が見られています。自己資本比率が14%なんて低すぎる、と思われる方がいるかもしれませんが主業が金融業なので、それについては全く問題無いと考えています。

 

今後の投資方針について

これからも、長期投資したいと思います。只一過性利益を除いたPER20倍(2340円)を超えたらバブルになりかけだと思いますので、一旦手仕舞いすることも検討します。

 

 

 

資産8000万円突破!! &株式投資必勝法?!

2022/10/26に、やっと金融資産が8000万円を超えました。

資産が6000万から7000万円に増えるには5カ月ちょっとしかかからなかったのに、7000万円から8000万円に増えるのに14カ月もかかってしまいました。。

悪いと言いつつも毎月70万円ずつ利益を積み上げた計算になりますし、米の超インフレや露のウクライナ侵攻があったことを考えると健闘した方だと自分を慰めてます。

 

またこの期間に(恐らく)必勝法と思えるものを2つ発見しましたので、記載します。

 

必勝法①:ファンダメンタルズ投資では、PER推移をチェックする

自分の持ち株のダブルスタンダードですが、株価は21/11に4800円の高値をつけてから半年程で1700円程まで下げてしまいました。

株価は半値どころか、35%まで下がってしまいました。

何でそんなに暴落しても持ち続けているんだ、と思われた方もいるかもしれません。

理由は僕はファンダメンタルズ投資をしていますが、暴落中ファンダメンタルズは常に良好だったからです。財務が棄損するような事も無くビジネス環境も良好で、将来性も全く問題ありませんでした。が、株価は暴落してしまいました。今まで持っていた株は業績や財務が悪化して株価が悪化することは多くあり、そのような場合には感情に惑わされずに損切りできていました。

今後このような目に合わないようにするにはどうすれば良いか考えた結果が「PER推移を注視しよう」です。

PERとは、「会社の価格(時価総額)が今期の純利益の何倍か」を指すものです。例えば今期純利益見込が100億で時価総額が2000億なら、PERは20倍です。

PERは業種や会社によってだいたい決まっています。高成長、高財務の業種や会社のPERは高いですし、低成長で借金が多かったり赤字の会社のPERは低いです。

 

上記はダブルスタンダードのPERの推移です。

これまでだいたい40倍台で推移してきましたが、去年11月に一時70倍まで急騰した後一気に20倍割れまで下がってしまいました。

70倍の頃は、ダブスタが好決算を発表したこともありいわゆるバブルだったと思います。その後大株主の株売り、ウクライナ侵攻、米超インフレが続きPERは一気に下がりました。

PER70倍の頃は「ダブスタは新たなステージに立った」と思い込んでしまい売れませんでしたが、今後はPERが高くなったら機械的に売ると言うルールを作ろうと思います。因みに今日時点のダブスタはコンセンサスPERで21.6倍ですので非常に割安水準だと思っています。

 

必勝法②:個別株集中投資では、決算間近に資金移動を行うのが効果的

個別株集中投資のメリットは、投資している銘柄に非常に詳しくなれる事です。自分の場合、幾つかの株に1000万円以上投資してますが、それらの株については様々な観点から徹底的に研究しています。

そうしていますと、決算の時に「自分が想定している決算数値に比較して、株価があまりにも安い(高い)」と思える時があります。今まではそのようなケースでも黙ってみていましたが、今後はそのような時には株の買い増し、売り越しを行おうと思います。因みに8月のダブスタ第一決算であまりにも株価が低かったので大きく買い増ししたところ、予想通りストップ高となり600万円近くの利益が出ました。この戦法は必ず成功すると言うものではありませんが、勝率は高いと思います。株で大きく利益を取っていくためには、勝率が高い方法に勇気をもって大きく投資する必要があると思いました。

 

資産9000万円突破に向けて

私は「毎年金融資産130%増」を目標としていますので、来年の今日1.04億円になる事を目標に投資をしてい行きたいと思います。年間2400万円、毎月200万円の資産増です。最近米インフレも落ち着いてきましたし、ウクライナ戦争もあと1年以内には終わりそうな雰囲気も出していますので、この目標は十分達成可能だと考えています。

 

 

 

 

 

 

銘柄分析【恵和】

今回は、恵和と言う会社について分析します。

最近なかなか良い銘柄に巡り合えていませんでしたが、久々に「これは長期的に持っていられる良い株では?」と思いました。

 

恵和のビジネス


メインビジネスはPCの光学シートの製造・販売で、これが売り上げの8割超を占めています。

光学シートについては、ビジネスサテライトでもグローバルニッチ企業として取り上げられています。

www.youtube.com

 

光学シートだけでもかなり期待がもてると思いますが、恵和が最近リリースした「KYŌZIN® Re-Roof」も負けず劣らず非常に期待のもてる製品ではないかと考えました。

非常に軽量な屋根補修材で、これを屋根に貼る事で屋根の寿命を大幅に伸ばす事ができるとのことです。恵和もこの事業には相当自信を持っているらしく、

KYOZIN用の施設を建築しているとのことです。

恐らくKYOZINの素材には光学シートで培った技術が応用されていると思うので、屋根補修材を製造している他社に対して、一定の優位性があるものと考えています。

 

KYOZINの市場規模は非常に大きいです。国内のみで5.6兆円程あります。売上が200億円弱の恵和からすると、仮にシェア10%を取れたらそれだけで企業規模が何十倍にも膨れ上がります。

また屋根は全世界にあるので、将来的な市場規模は更に何十倍にも膨れ上がります。昔日本の携帯電話や家電等は海外の生活習慣や趣向の違いも有り、「ガラパゴス」と言われ海外で売れませんでした。しかしKYOZINは素材製品のため、海外の生活習慣等関係ないですし、あまり目につかない屋根補修材ですのでファッション性も必要なく、機能さえ良ければどこの国でも受入れられ安いのではと考えています。

KYOZIN今期売上目標の1.4億にたいし中間決算時点の売上は400万円しか計上できていません。しかし今時点で受注見込含め80件あるとのことなので、期末目標は達成できるように思います。またもし目標を達成できなかったとしても、恵和の売上に占める割合は軽微なので問題は無いと考えています。勝負は、工場が出来上がった来期以降だと思います。

 

財務状況(P/L)

P/Lは、非常に良いです。インフレによる素材や光熱費高騰の影響がある中、営業利益は166.1%増と大幅に増加しています。グローバルニッチ製品を取り扱っている為、値上げ交渉も比較的スムーズにいっているのだと思っています。それにより、期末決算も上方修正されました。

一般的に自社で製造している企業は設備費用の減価償却費等が負担となり営業利益率は低くなるものですが、恵和は驚異の21.5%を予定しています。

 

財務状況(B/S)

B/Sも非常に良いです。

恵和は自社設備を持っていて、毎年設備導入・増設に多額の費用をかけていますが、ガッツリ稼いでいる為負債はそれ程多くなく流動資産もしっかり確保しており、自己資本比率は55%と良好です。

またROEも24%と非常によく、効率的な経営ができていると言えます。

 

売上・経常益の推移&見込

売上、利益共に前期までは横ばいでしたが今期から大きく増加しています。来期も増加の見込みですが、新規事業の進展によっては更なる上積みも期待できるかと思います。

 

PER推移

恵和のPERは、最近だいぶ低下しています。これまではPER20倍代で動いていたのですが、今は7倍台まで下がってしまっています。今後既存事業、新規事業共に来期以降も順調であると市場が判断したらPERも20倍代に戻る可能性は十分にあると考えています。また逆に恵和の事業が伸び悩んでも、PERは下限近くまで下がっているのでこれ以上の下げる余地は限られていると思います。

 

PEGレシオ

恵和のPEGレシオは0.1(楽天証券)です。

PEGレシオは、”PER÷EPSの予測成長率”で算出します。

一般的に1を下回ると割安ですので、恵和は「成長性の割に、今の株価はめちゃくちゃ割安」と言えるかと思います。

※EPSの予測成長率の出し方は会社によって異なります。楽天証券に算出方法を確認しましたが、教えてもらえませんでした。めちゃくちゃ腹が立ちます。。恵和のPER(CONS)が7.06なので、EPSの予測成長率は70として計算されていることは分かりました。

 

中本パックスとの比較

恵和は、中本パックスを売った資金で購入しました。

中本パックスを恵和と比較した時のメリデメを記載します。

(引分け)

・PERは同じくらい

(メリ)

配当利回りが高い

・中期経営計画を出しているので、今後の成長が読みやすい

(デメ)

・製品が恐らく、グローバルニッチではない。

・成長率が低い(PEGレシオ1.21)

・今期営業利益を下方修正したが、恵和は対象に上方修正した。

この差は、以下だと推察した

1.中本は販路が国内中心だが恵和は海外中心のため、恵和の方が円安の好影響を受け円ベースで高値で販売できた。海外に販路のある恵和の方が今後売上増加の可能性が高いと思った

2.中本の製品は競合も多く原材料高でも値上げできなかった(事実)が、恵和は値上げできた可能性がある。

結論、中本を持つメリットより恵和を持つメリットの方が非常に高いと思い、ポートフォリオから銘柄を入れ替えました。