【資産・ポートフォリオ写メ公開!!】サラリーマンが個別株投資で一億円を達成する

平凡な40代サラリーマンが独学で長期投資始めて20年。資産1億円達成向けて着実に頑張る姿を綴ったブログです

日経新聞を熟読することはお勧めするが、日経新聞を信じてはいけないと思う理由

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私は日経新聞電子版を定期購読しており、毎朝毎夕熟読しています。
日経新聞は最新の政治・経済・マーケットなどの状況を即時かつ詳細に配信するので、これを読むだけで最新の日本情勢、世界情勢にかなり詳しくなれると思います。

株式投資家は、日経新聞をお金出して購読する価値は十二分にあると思っています。

只今まで言った事とは真逆の意見に聞こえそうですが、日経新聞の記事を信じてしまうことはお勧めしません。
「何言ってるの?意味わからない」と思う方に向けて、以下2つの記事を例に自説の根拠を説明します。

 

【記事①】感染再拡大、マネー萎縮 米欧株は今年最大の下げ -2021年7月20日 19:37配信

【株価暴落の理由】
・市場が動揺したきっかけは、デルタ型のコロナウイルスの感染拡大。

  • 新興国南アフリカインドネシアなどワクチン接種が遅れる新興国でまん延する。タイでは首都バンコクを含む複数の地域で移動制限がもうけられるなど、経済活動を制限せざるを得ない状況。
  • (先進国)先進国ではワクチン接種の伸び悩みが懸念材料だ。「入院患者の97%以上はワクチン未接種」

【今後の株価の見込み】
・株価は今後下落していくだろう

  • 投資家は「コロナ再拡大の影響を把握しきれない」と身構え始め、アナリストは今後の回復ペースが鈍化すると見込んでいる。株価は当面の利益改善を織り込み済みとして、買いを見送る投資家が増えている。「株価はしばらく不安定だろう。次に何に投資すべきかじっくり策を練るときだ」。クレディ・スイス証券プライベートバンキング部門の松本聡一郎日本最高投資責任者は20日朝、社内向けの相場解説でこう説いた。ワクチン接種の進捗を通じた感染収束という楽観シナリオが揺らぎ、投資家は株価の適正水準を問い直さざるを得なくなっていると考えている。

【記事②】日本株、強まる割安感 予想PERが1年2カ月ぶり低水準 -2021年7月21日 20:51配信

【今後の株価の見込】
日本株は上昇する可能性が高い 

  • 日本株の割安感が強まっている。日本株の予想PER(株価収益率)は約1年2カ月ぶりの低水準まで低下。世界的に新型コロナウイルスの感染再拡大が嫌気され、日本株市場では海運や鉄鋼といった景気敏感株の低下が目立ってきた。米国などは高いPERを維持しており、格差が広がってきた。19日時点の東証株価指数TOPIX)の今後1年間の予想利益をベースにしたPERは15.2倍と、コロナショックで株価が急落した後の20年5月以来の低い水準となった。「米景気もややピークアウト感が出ている。米景気の伸びが鈍化すれば、世界の景気敏感株といわれる日本株の割安感はさらに強まる」(国内アナリスト)との見方が出ていた。

これ見て「えっ!」と思いませんか?20日の記事では「コロナ感染の影響が長期化するから株価も低迷する」と書いているのに、24時間後には「日本株は割安だから買え」って書いてますよね。たった1日でコロナ感染状況は全く変化してないのに。。単純に、日経平均が急落したら「今後は株価が下がる(だから売れ)」と言い、その24時間後に日経平均が上がり且つ日経平均先物も上昇したら「株価は非常に割安(だから買え)」と言ってるだけに見えます。20日の記事見て株を売却してしまった人からしたら「日経新聞の馬鹿野郎!二度と日経新聞は読まない」と考えるかもしれません。

 

ただ私的には、日経新聞の記載はしょうがないものと考えています。
(理由)
・マクロ経済(株価)の今後の動きを予測できる人は、ほぼいないと考えているから。

  • プロでも、数時間後の日経平均株価の動きすら読めないです。これはYahooファイナンスのヘッドラインニュースを見るとよく分かります。朝8時頃「今日の日経平均は下落する可能性が高い」と報じられ、実際には数時間後に上昇したケースを何度も見ました。

日経新聞は読者の不満感を最小限に抑えなければ購読者が減って、経営が成り立たなくなってしまうから。

  • 日経平均が暴落した日に「今後株価は調整局面を迎える」と記載すると多くの人は素直にそれを受け入れます。そして翌日株価が反発したら「今後株価は上昇する」と書いても、多くの人はそれもすんなり受け入れます。逆に日経平均が暴落した日に「今こそ株を買うチャンス!」と言ったら多くの人は「えっ!」と思います。翌日株価が反発すれば問題無いですが、もし下落したらクレーム・不満の嵐となります。要は、日経新聞記者は皆から極力不満が出ないようにしか記事を書けないんだと思います。

因みにピーター・リンチは名著「株で勝つ」の中で、上記のような株のプロ達の心理を利用した投資を行う事を勧めています。

業績は良いが、名前の知られていない弱小小型株を買うべき

  • 株のプロたち(機関投資家)は弱小小型株を買わない。将来かなり値上がりしそうな弱小小型株を見つけたとして、もし買ってその株が下落したら「何でそんな株買ったんだ」と責任を問われ職を追われる危険性があるから買えない。だから彼らは業績安定の大型株を買う。例えばトヨタ株を買ってその後下落したとしても、顧客には「あのトヨタ株ですら下落するなんて、市況が悪いですよね」と言い訳でき、職を追われる事も無いから。だとしたら、投資のプロ達が見向きもしない弱小小型株にこそチャンスがあるのでは無いか。

話が長くなりましたが、結論を言うと「日経新聞を熟読して最新の情報を日々入手すべきだが、日経新聞の予想は当てにせず、自分の頭で考えるべき」と私は思います。