【資産・ポートフォリオ写メ公開!!】サラリーマンが個別株投資で一億円を達成する

平凡な40代サラリーマンが独学で長期投資始めて20年。資産1億円達成向けて着実に頑張る姿を綴ったブログです

【IR問い合わせ】中本パックス 2022年3月

質問①

御社の、中国での売上高について教えて頂くことはできますか。
御社は海外子会社7社のうち5社を中国で展開していますので、中国の売上高が大きいのではと考えております。

回答①

「中国での売上高について」ですが、グループ内取引を含めて全体の約8%です。そのうち3分の1は日本・北米を中心に輸出をしております。

中国国内市場は大きく、更に伸ばせる余地はあるのですが、中国ローカル企業は代金回収や信用の面で不安もあり、超大手食品メーカー等を除いて外資系(主に日系)企業との取引が中心となっております。

サプライチェーンを考慮した場合、中国ではあらゆるものが高いレベルで揃う環境にありますが、海外拠点が一か国に集中するリスクも考慮し、ベトナム工場を新設して生産機能の一部移管を進めております。

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質問②

御社は中期経営計画でFY24に経常利益22億を目標として上げられていますが、FY2022の第三四半期実績時点で既に目標を超過したと思っています。
期末決算発表時に中期経営計画を修正するご予定はありますでしょうか。それとも今期の利益増は一時的と判断し、中期経営計画は変更されないのでしょうか。

回答②

中期経営計画ですが、現時点では決定した事実はなく現時点でお知らせできる内容はございません。

しかしながら、ご指摘の通り利益は計画を上回る水準で推移しているほか、前年の計画策定時からコロナの状況や世界情勢など前提条件が大きく変わっておりますので、必要に応じて計画の見直しも検討して参ります。

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質問③

御社は、今期営業利益が会社計画比で36%増、6.2億円増と大幅に増加しています。
今期の上方修正の資料より、増益の要因は主に以下の3つと考えています。
 ①売上増に伴う増益
 ②生産効率向上による原価低減
 ③営業活動自粛による経費圧縮
増益分のうち③の、凡その割合を教えて頂けたらと思います。
※③はコロナ禍が収束したら、元に戻る費用と考えているため
御社の四半期単体営業利益率は、第1Q~第3Qの5年平均で5%を超えています。
しかし第4Qのみ5年間の営業利益率平均は3%と低いです。この原因を、簡単に教えて頂けましたら幸いです。

回答③

2022年2月期の期初計画比での利益増加に占める経費圧縮による寄与はマイナスとなっております。

概ね計画通りに営業活動を行えたほか、売上増加に伴う運送費の増加等で経費は期初計画を上回って推移しております。

期初計画はコロナ禍を想定したもので、販管費も抑え気味の数字ではありました。

しかしながら、遠方の取引先様とはWEB会議などリモートでの面談が浸透し、出張旅費や商談費などは2023年2月期も大幅に増えるとは考えにくい状況です。

ただし、原油価格上昇による運送費・電気代・燃料費などの値上げが大きく、生産効率向上による原価低減効果は薄れる見込みです。影響を少なくするため、更なる効率向上と価格転嫁を進めているところです。

弊社第4四半期の業績が、他の四半期と比べて良くない要因は下記の通りです。

1.12月~2月は年末年始休業・暦日数自体の少なさにより稼働日が少ない

2.コンビニ・容器メーカー等では行楽シーズンを前にした3~4月に商品やデザインのリニューアルを実施することが多く、現行品の在庫調整が行われるために、発注量が減少するケースが多い

3.スマートフォンの新製品発売時期の関係により、モバイル向け部材の仕事がピークアウトする時期にあたることが多い

4.生活資材関連のメイン商材である、布団圧縮袋が最も売れない時期にあたる

(厚手の冬物布団を収納する4月~5月がピークです)

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IRに問い合わせて分かった事

中本パックスは中国に5工場を作り、中国で多くの取引きをしています。しかし、取引際の多くが日系企業と言うのは、ある程度の安心感があると考えています。

また、運送費増で経費が期初計画を上回っているにも関わらず営業利益が大きく伸びたのは好材料だと思います。只、更なる原油高に伴う経費増加を来期以降補えるかは若干不安です。経費分を価格に転嫁できるか、注視していきたいです。