【資産・ポートフォリオ写メ公開!!】サラリーマンが個別株投資で一億円を達成する

平凡な40代サラリーマンが独学で長期投資始めて20年。資産1億円達成向けて着実に頑張る姿を綴ったブログです

銘柄のビジネス視点での分析方法について

ウォーレン・バフェット株式投資に関し、以下の名言を残しています。

  1. 株はビジネスの細片とみなすべきだ
  2. ビジネスが好調なら、やがて株価もついてくる
  3. 私は自分のミスを説明できるようになりたい。成功と失敗を両方説明できるということは、自分の行動を100%理解している証だからだ
この名言を、私は以下のように解釈しました。
  • バフェットのような投資家を目指すのであれば、デイトレードスイングトレード等テクニカルな投資を行っていてはいけない。購入検討企業のビジネスを徹底的に分析し、自分が全財産を出資してその会社のオーナーになっても良いと思えて初めてその株を購入すべきだ。
  • 株購入時に該当会社を分析した資料を残しておくことで、該当株購入の成功・失敗要因を説明できるようになり、それを積み重ねていくことで自分の投資力を向上させることができる。

 

私が【3925:ダブルスタンダード】を購入した際に実施した分析内容を、参考までに記載します。
※事実誤認の可能性もあるので、この情報を元に投資判断はしないでください。
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  1. 購入理由

  • 創業以来ROEが一貫して高く純利益が毎年着実に増加している。主な財務状況は後述するが、全般的に非常に良い。
  • 自社で開発要員を抱えず、外部委託すると言うファブレス企業。これにより開発要員の増減をフレキシブルに行えたり、自社は基幹部分の設計に集中することで好採算を実現できている。
  • 手堅い月額ストック型ビジネスのため、収益が安定している。
  • 創業者が45%を保持しており、株主重視の経営が期待できる。
  • メインの「データの正規化技術」は難易度が高く価格競争も無くコンペにならない。参入障壁が高い。
  • グロース株なのに、PERは34倍(2/26)と妥当な価格。
  • SBIが第二位株主。SBIを通して地銀連合先にシステムを供給している。今後地銀連合が進めば、ここの業績も伸びる。
  • 自身のポートフォリオ変更のため。ポートフォリオの97%がREITのため、REITを売却して通信業株を購入し、REITの比率を90%まで下げ安全性を高める。

2.株価推移

  • 一時6000円近くまで上がったが、最近は4000円位。ここ2,3年順調に業績拡大しているが、株価はレンジの範囲内をうろうろしている。

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ダブスタチャート

3.直近業績推移  

  • 売上利益ともに順調に増加

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ダブスタ業績

4.Financials Information

  • どの指標見ても、創業以来順調に推移している。財務面から見ると、バフェットの言う「永続的競争優位性を持つ企業」に該当する。

 

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ダブスタフィナンシャル

5.事業概要&5Force分析

  • AI,ビッグデータと言う高成長が期待される分野の中で「データクレンジング」と言うニッチ分野と言うセグメントに事業展開している。STPで非常に良い場所につけている。また5FORCE分析より、事業環境は非常に良いと判断した。
 
  1. 【売り手の交渉力】小。自社で技術開発しており設備投資額も少ない。
  2. 【買い手の交渉力】小。現状ダブスタの競合企業がおらず、スイッチングできない。
  3. 【競争企業間の敵対関係】小。競争企業がいない
  4. 【新規参入者の脅威】小。ニッチ分野なので大手は参入できず、参入するには高度な技術、知識が必要なため参入障壁は高い。
  5. 【代替品の脅威】小。今のところ、無し

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ダブスタ事業概要

6.財務状況

  • 現金が21億円ある一方全負債合計は4億円。自己資本比率85.8%と圧倒的に優良。
  • 粗利率は38.9%。今期原価急増にも関わらず優良企業レベルを維持。
  • SGA(販管費÷粗利)は40%。原価急増しても、優良な数字。
  • FCF=743百万-121百万=622百万。営業CFで投資CFを十分賄えており優良。
  • PER32.4 倍、PBR11.7倍、時価総額269億。PBR高いのが気になるが、グロースだからと割り切る。PERは過熱感無し。
  • 研究開発費がゼロ円なのは優良。
  • 減価償却費2億円なのは優良。大型な設備投資や再規模維持保守費用不要。
  • 負債がほぼないため、支払利息はほぼ0円。
  • 投資CFは21億。純利益に対する割合は、16.2%と低いため優良。
  • ROE、EPSは創業以来、安定して推移している。

  年度                 ROE        EPS

  16                     29.58%   159

  17                     27.89%   267

  18                     27.87%   324

  19                     39.11%   585

  20                     37.04%   746

  21                                      (830)

  22                                      (1000)

 

7.問題とその対応法
  • 最近売上の伸び率が低くなり、且つ原価の伸びが高くなってきている。それもありここ数年株価が伸び悩んでいるように感じる。

  • 3Qで売上が前年比16%増だが原価増38%で、営業減益。通期では営業増益予想だがコンセンサスは懐疑的。

  • IRでは原価増の理由を「更なるトップライン成長を見据えたパートナー企業との連携強化等の先行投資により、外注費を中心とした売上原価の増加が継続」と記載があるが、これを信じるかどうか。

 

  • 【結論】売上は着実に伸びているし、ストック型ビジネスの先行投資で原価が増えていると言う会社の説明を信じ投資OKと判断。

 

  • ファブレス企業特有の問題である①開発を外部に委託しているため、コア技術が外部に流出しないか②今期の原価増の要因は外注費増とのことだが、今後も外注費が上がっていかないかが心配される。

  • 【結論】そうならないよう祈るしかない。。

 

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