【資産・ポートフォリオ写メ公開!!】サラリーマンが個別株投資で一億円を達成する

平凡な40代サラリーマンが独学で長期投資始めて20年。資産1億円達成向けて着実に頑張る姿を綴ったブログです

アナリスト予測について

アナリスト予測はあまりあてにはならないとは思っていますが、参考にはなると思っています。

今回、私の持っている3銘柄を基にアナリストの予測値とそこから推測できることを書いてみたいと思います。

※あくまで私独自の考えですので、これが正しいとは限りません!!

ロードスターキャピタル

  ロードスターキャピタル(QUCIKレート +2(強気):1社)
  2021/12決算予想 2022/12決算予想
  会社 QUICK 四季報 IFIS 四季報 QUICK
  21/2/12 21/3/15 増減
21/3/19 増減
21/2/10 増減
21/3/19 増減
21/3/15 増減
売上高 18,554 19,415 105% 18,600 100% 19,530 105% 20,000 108% 22,100 119%
営業利益 5,462 4,790 88% 5,500 101% 4,580 84% 6,000 110% 5,200 95%
経常利益 4,997 4,375 88% 5,000 100% 4,150 83% 5,500 110% 4,720 94%
当期利益 3,178 2,685 84% 3,200 101% 2,570 81% 3,550 112% 2,900 91%

P

E

R

8.0 9.5   7.9   9.9   7.2   8.8  

四季報

会社予測を信頼しているようです。次年度も売上利益共に順調に伸びていくことを予想しています。

 

【IFIS】

今年度、売上は伸びるが利益は会社見込に大きく届かないと考えているようです。ここはこれまでオフィスビルをリノベして、購入価格より30%~40%程上乗せした価格で売却できていましたが、今後はそうも行かなくなると予測しているのかもしれません。リモートワーク推進による企業のオフィス面積縮小や、オフィスビル新設ラッシュによる空き室率上昇(によるビルの資産価値低下)を見込んでいるのかもしれません。

 

【QUICK】

IFISとほぼ同じです。次年度も今年度同様利益率の低下が続くと見込んでいるようです。

 

【私の考え】

社長が決算動画で「今年度の予測値はコミット値」だと言っていたので、今年度は会社予測を超過するのではないかと思います。只次年度は厳しいかも?

 

この会社は売上利益の殆どがビル売買によるもので、クラウドファンディングの売上は2%程とのことです。しかし今後はクラウドファンディングが伸びていくと考えており、社員の半分はクラウドファンディング事業に携わっているとのこと。

 

不動産業界は、IT化が非常に遅れています。不動産営業でも未だにメールすら使いこなせない人も多くいる状況で、この会社のIT力は大きな強みだと考えています。

 

長期的に、ITを武器にしたクラウドファンデングやアセットマネジメント事業(顧客から任された不動産を運用)が伸びてこればこの会社の株価は化けると考えています。

 

あとは、M&A資本提携です。この会社は前期相当の株を元筆頭株主から購入し自己株としましたが、取得した自己株をM&Aなどで使うと説明しています。自己株を使用してM&A資本提携等がうまくいけば、この会社の評価は上がると考えています。

ジャストアイディアですが、不動産業界に強いビッグデータ関連会社の「ダブルスタンダード」と資本提携すれば相乗効果が得られるのでは、と思ってます。ダブルスタンダードの第二位株主はクラウドファンディング最大手のSBIなので、いずれはSBIとも提携して不動産クラウドファンディングはここが担当するようになれば面白いと思ってます。

 

逆に今後既存のビル売買以外の事業が伸びなかったら、ここの株価はずっと低位で放置されると思ってます。

 

ダブルスタンダード

  ダブルスタンダード(QUICKレート0(普通):1社)
  2021/3決算予想 2022/3決算予想
  会社 QUICK 四季報 IFIS 四季報 QUICK
  21/3/17 21/3/10 増減率 21/3/19 増減率 21/2/10 増減率 21/3/19 増減率 21/3/10 増減率
売上高 4,050 4,250 105% 4,300 106% 4,400 109% 5,000 123% 4,950 122%
営業利益 1,250 1,015 81% 1,110 89% 1,150 92% 1,500 120% 1,245 100%
経常利益 1,255 1,013 81% 1,110 88% 1,140 91% 1,500 120% 1,248 99%
当期利益 834 683 82% 730 88% 750 90% 1,000 120% 860 103%
PER   39.8   37.3   36.3   27.2   31.6  

 

四季報

今期は売上増で利益大幅未達来期は売上利益共に大幅増を見込んでいます。

今年は3Q決算で利益が通期の60%も達していないので、利益未達とした理由は理解できます。また会社説明では今期これまで利益が少ないのは先行投資(今後の売上拡大のための協力会社整備)とのことなので、来年度以降は先行投資の結果が表れ売上利益共に伸長すると予測していると思われます。

 

【IFIS】

今期については、四季報と同じく利益大幅未達です。売上見込みはかなりの強気(前期の20%増)見込です。

 

【QUICK】

今期については、四季報と同じく利益大幅未達です。来期も売上は伸びるが利益は伸びないと想定しているようです。来期も先行投資が行われると思っているのかもしれません。その場合、先行投資が終わったらここの株価は大化けするかもしれません。

 

【私の考え】

今期は利益未達だが売上増、来期は売上利益共に増となるのでは、と考えています。

 

正直、この会社の優位性はよく分かっていません。只、これだけ営業利益率が高い(30%)と言う事がこの会社の技術が独占的で参入障壁が高い事を裏付けていると考えています。他社でも簡単に真似できるスキルであれば、受注のために見積額を下げざるを得なくなるので。そうであれば、来年度以降も売上利益の着実な増加が見込まれると考えています。

 

またSBIがここに出資したがの19年12月ですので、今年あたりからSBI経由の仕事が増えてくるのではと思います。「今期は下期偏重」と言っていたのも、下期からSBI経由案件が立ち上がり始める事を想定していたのでは無いかと勝手に考えています。

因みにSBI経由とはSBIの地銀連合に参画する地銀を指します。

 

この会社の弱点は、ブラック会社の可能性があると言う事です。理由は複数の転職サイトに登録してこの会社の書き込みを読みましたが、かなりのブラック臭を感じさせるものばかりでした。転職サイトに書き込む人の多くは、その会社に不満を持ち転職を考えている人だと思うので書き込み内容を100%信じることはできませんが、他社と比較してもちょっと問題ありそうです。

とは言え、社員にとって悪い会社=株主にとって悪い会社とは限りませんブラック企業の噂の高い〇通信や〇建託などは、かなりの時価総額となっています。キーパーソンさえ退社しなければ何とかなると思っています。

因みに今回取り上げた三社とも非常に離職率が高いです。離職率が高い事を投資基準にしてはいませんが、株主にとって良い会社を選んだところ離職率の高い会社になってしまいました。

 

ストライク

  ストライク(1.75:4社)
  2021/9決算予想(変則決算) 2022/9決算予想
  会社 四季報 QUICK 四季報 QUICK
  21/3/30 21/3/19 増減率 21/4/9 増減率 21/3/19 増減率 21/3/19 増減率
売上高 8,368 8,000 96% 8,752 105% 8,400 100% 11,493 137%
営業利益 3,081 2,900 94% 3,378 110% 3,300 107% 4,583 149%
経常利益 3,083 2,900 94% 3,379 110% 3,300 107% 4,583 149%
当期利益 2,069 2,000 97% 2,291 111% 2,300 111% 3,130 151%
PER 45.8 47.4   41.4   41.2   30.3  

 

四季報予想】

売上利益とも、会社見込に達していません。この会社は上場M&A会社3社の中でも特に小規模会社のM&Aに注力していますので、コロナの影響をもろに被ると考えたのかもしれません。また来期も殆ど成長しない見込みとしています。

 

※ストライクは今期変則決算(13か月決算)のため、IFISは今期予想は出さない用です。

 

【QUICK予想】

今期来期共に、売上利益とも大幅増です。日本の大きな課題は中小企業の生産性向上であり、生産性向上のためには中小企業がM&Aで一定の規模になる事だと国も考えているようですので、国策にかなった事業を展開していると思ったのかもしれません。また、この会社は中長期経営計画で(売上利益に直結する)コンサルタントを大量に採用する計画だと説明していますので、それも強気の原因かもしれません。

 

【私の考え】

QUICK予想で記載したこと、そのままです。

 

総括

ウォーレン・バフェットは「自分の会社の次の四半期の業績見込みは分からない」と明言しています。

それを考えると、アナリストの来期予想の信頼性はかなり低いと思います。

 

とは言え今回のように「なぜ会社やアナリストはこのような業績予想を出したのだろう」と考えることで、分析力や思考力が身についていくのでは無いかと考えています。